BNFさんについて

 BNFさんがメディアに取り上げられるようになったのは、ジェイコム株大量誤発注事件の頃だろうか。このジェイコム株大量誤発注事件は、2005年12月8日、マザーズ市場に新規上場したジェイコム(現在はライク株式会社)の株式の取引をめぐって発生した誤発注事件である。みずほ証券の担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を誤って「1円61万株売り」とコンピュータに入力し注文した。この注文によって、通常ではあり得ない大量の売り注文によって株価は急落し、株価はストップ安に張り付いた。詳細な経緯は割愛するものの、この売り注文に気づいた後にもこれを取り消すことができず、みずほ証券はこの売り注文に対する反対売買で買い戻すことを決定する。これにより株価はストップ安からストップ高まで急騰した。みずほ証券は、発行済み株式総数の42倍もの売り注文を出してしまった結果、売り方であるみずほ証券は結果的に存在する株式総数の6.6倍の株式引渡しを求められる結果となり、これによって407億円の損失を被ったとされる。

 このブログ記事を書いている私は1993年1月生まれなので、その当時はまだ小学生だった。そして、この当時はまだ小学生の個人がインターネットに接続できるコンピュータを持っている時代ではなかったため、この詳細を知るのは東日本大震災が発生した2011年に社会人になってからである。

小学生の頃は自宅にこれがあった記憶がある

文脈を外れるが、YouTubeは2005年にサービスが開始され初めての動画投稿がなされた。私が中学生の時に担任の英語の先生が「YouTubeって個人で動画共有できるのを見るのが最近おもしろい」と話していたのを鮮明に記憶している。このYouTubeによってBNFさんを知ることになる。

 上記のジェイコム株大量誤発注事件において、たった数十分の間に20億3,500万円もの利益を得た「無職男性」がいると知った時は笑いが止まらなかった。これがBNFさんである。しかし、私はこの時に気づいたのだが、いくらその時に数十億円を儲けることができたとしても、それをするためには元手はその2倍は必要なのではないかと思った。つまり、少なくともすでに40億円ほどは持っていないと、20億の利益を上げることは不可能なのではないかと思った。そこからBNFさんに興味が湧いた。

 BNFさんの資産推移をみてみよう。

2000年10月164万円郵便局のバイト代やお年玉を貯めたお金でネット株式投資スタート
2000年末280万円
2002年5月1億円1億円突破
2002年8月8,000万円低迷期
2002年末9,600万円低迷期
2003年末2億7000万円
2004年末11億5000万円
2005年末約80億円ジェイコム株大量誤発注事件
2006年2月120億円ガイアの夜明け

 BNFさんへの興味から株式投資に興味をもった多くの人はやはり元手が164万円というところに注目するだろう。いきなり数億円というと再現性がないが、100万円台の預金ならば高卒肉体労働者でも1年ほどで蓄えられる。

 私がこの記事を書いているのも、実は医学部受験を本格的に再開するにあたって、受験勉強に集中するためにも金銭的な不安から逃れたいというのが深層心理にある。BNFさんへの興味から2011年から多数の証券口座を持ってはいるが、まともな利益を出せたことがない。しかし、よく振り返ってみると100万円以上の取引をしたことがなく、数十万円の取引でもそれなりに値は動くことは体感したので、100万円あればそれなりの取引ができるかもしれない。

 そもそも医学部受験に対して何か漠然とした不安を感じているのは、学力面よりも医師免許を取りたいと願い進学した途中で資金が尽きて頓挫してしまう不安を想像・妄想しているのではないか。私は以前から何度かX等で発言しているが、そもそも高卒就職した人間なので、大学に通ったことがなく、どれほど暇でバイトする時間があるのかなどが、実感として全くわかっていない面がある。そこから薄ぼんやりとした不安を感じているのだと思う。

 まとまりがなくなってしまったが、BNFさんへの敬意と憧れを持ちつつ、まずは預金を作りたい。受験勉強をしながらになるので、労働時間(肉体を使う時間)は短ければ短い方がいいに決まっている。このブログでも株式投資の推移・損失・利益などを共有していきたい。ではまた。

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