SONY RX1-RM2の衝撃 作例とレビュー
SONYのコンパクトデジタルカメラであるRXシリーズ。その中でもフルサイズセンサーを積んだRX1シリーズが好きで、昔RX1の無印とRX1-RM2を2台とも保有していた時期があるので、個人的なレビューと撮影写真をば。ちなみに写真は下手くそなので期待はしないでほしい。
初めて購入したカメラがRX1-RM2だった
初めて大金を出して購入したカメラは、SONYのRX1RM2(RX1-R mark Ⅱ)であった。カメラについて色々調べてみると、初めてのカメラがRX1-Rm2というのは、かなり特殊な選択であることが後にわかった。
特にカメラについて詳しいわけでも、写真が上手いわけでもない初心者であっても、SONYのRX1-Rm2に魅力を感じる方がいらっしゃる可能性があるため、この記事を書いてみる。
概要
「感性を揺さぶる、孤高の描写力。RXシリーズ最高峰フルサイズコンパクト」
このコピーライトに脳を揺さぶられた方は大体友達である。
SONYのRX1-Rm2の仕様は以下の通り。
センサーは35mmフルサイズセンサーを搭載している。初心者で、フルサイズセンサーとは何ぞや?という方はググってみよう。
センサー | 35mmフルサイズ |
総画素数 | 約4630万画素 |
有効画素数 | 約4240万画素 |
レンズは一体型で基本的に交換はできない。しかも、単焦点である。単焦点とはなんぞや?という方はググってみよう。ただし、オークション等でレンズだけが外された状態で販売されているのを何度か目撃しているので、もちろん例外的に取り外せないというわけではないようである。
レンズ | ZEISS ゾナーTレンズ |
F値(開放) | 2.0 |
焦点距離 | 35mm |
非常に乱暴にまとめると、このカメラは、発売当時ではかなり高画質なフルサイズセンサーを積んでいるが、レンズ一体型で、しかも単焦点レンズであって、加えて小型軽量なコンパクトデジタルカメラであるという意味で尖った存在であった。なぜなら、コンパクトであることと、フルサイズのセンサーを積むことは普通要求が反するからである。
このようなカメラを設計製造し、一般に販売したSONYには感謝しかない。
初めてのRX1-RM2との出会いは銀座のソニーストアだった
その場で購入してしまったRX1-RM2
初めてRX1-RM2と出会ったのは、銀座のソニーストアだった。私はカメラには興味があったが、知識は何もなかった。そんな中ふらっと銀座のGINZA PLACE内にあるソニーストアに訪れた。
記憶では夏のボーナスが出た後にふらっとそのビルに入ってしまったのだが、それが運の尽きであった。RX1-RM2をその場で購入するというまさかの展開となった。私のお財布から、40万円もの大金が吹き飛んだ瞬間であった。(色々と付属アクセサリーも購入した。)
ソニーストアでの興奮
何が購入の決め手となったのだろうか。もちろん夏のボーナスをいただいて浮かれていたという素地はあるものの、ソニーストアで初めてRX1-RM2を手にとって触れたのが大きかったように思う。
・ひんやりとしたメタルな質感
・コンパクトなのにずっしりとした重み
・ビューファインダーが格納式になっているギミックの面白さ
・軽いがスマホとは異なるシャッター音
もちろんSONYストアなので、他のミラーレス一眼機、レンズ交換式のカメラ、ズーム機能が発達したカメラなども店頭に置いてあったが、RX1-RM2が一番手に馴染み、街並みを自分の眼が見ているように撮影するには最適だと思った。
特に格納式ビューファインダーのギミックと、それを片眼で覗きながらマニュアルでピントを合わせた時の興奮は忘れられない。素直におおお!となった。
RX1-RM2の構造
構造の説明が下手くそで申し訳ないが、下の写真の左側のように、ビューファインダーが出てくる。カメラ真ん中の光学ファインダーはただの飾りである。笑
最終的には、光学ファインダー(飾り)もつけて、格納式ビューファインダーを格納せず、固定する後付けのアイカップシューを取り付けて、意味不明な構造になった。レンズフードと偏光フィルター、も後付けした。
ただし、この時点では画質の良さまではわからなかった。カメラを持ったことがなかったので、約4240万画素の有効画素数がどのような写りなのか、その衝撃は後に知ることとなるのであった。
描写力の衝撃
カメラについての知識は今でも素人同然であり、基本的に感覚で撮影してしまっているので、特に理論的に写真の写りを説明することはできない。しかしながら、クラウドに保存されたRX1-RM2で撮影した写真を見る度に、素晴らしい画質と描写力だなと感じる。
いくつか撮影した写真を掲載させていただく。下手くそなのは申し訳ない。ちなみに全てマニュアルで撮影しており、露出は結構適当である。
まずは手始めに、ソニーストアと同じビルに入っている日産の自動車を撮影してみた。
日産の自動車
写りはいかがだろうか。私個人的にはかなり写りがよく、そこにいるかのような没入感がある写真に仕上がっていると思う。
これには焦点距離が関係していると思われる。人間の眼に近い焦点距離ならば、そのような写真が撮れる。このカメラはその「人間の眼に近い」と言われる焦点距離35mmを採用している点は特筆すべき点であろう。
夜の街並み
新宿は元々明るいが綺麗に映る。
銀座で撮った写真
日常風景・お料理
高いところから
芸術的な写真を撮ってみたくて失敗した写真
ソニーパークの木
ブログ用の写真撮影などにも。
ソニーブルー
極めつけのソニーブルー。
描写力は高い
このように写真を見ていくと、正直もうちょっとマシな撮り方あったやろと思うものの、それは撮影者の腕によるところが大きいのであって、RX1-RM2の描写力は申し分ないことがわかる。これが、手の平に収まるサイズ感のカメラで撮影できることに大きな意味があるように思う。
初代のRX1との比較
冒頭で初代の無印RX1も所有していたと述べた。簡単にその比較もしたいが、今購入を迷うならばRX1RM2一択であろうと思われる。正直価格以外で迷う理由が見当たらない。(価格は倍違うことが多いので迷うことは迷う)
WiFi機能の有無は地味に大きい
初代RX1とRX1-RM2との違いは、素人目線で言えば、ほとんど画素数の違いに現れるであろう。RX1とRX1Rは約2430万画素であり、RX1-RM2は約4240万画素なので、単純に解像度は後者に軍配が上がる。
また、構造的な違いとして、私がソニーストアで非常に衝撃を受けた格納式のビューファインダーがRX1とRX1Rにはついておらず、ビューファインダーは後付けのアクセサリーを購入することになる。しかし、それがあまり手に入らない。もちろん、背面のモニターで画角等は確認できるが、所有欲的な意味で、あまり満足感はないと思われる。
それから、RX1-RM2はwifiで写真を簡単に転送できるが、RX1とRX1Rはそれができないので、転送を考えた場合、物理的にメモリーカードを読むか、直接カメラと有線接続するかとなるが、これが非常に煩わしい。
唯一とも言える欠点
ここだけは大好きなRX1-RM2について唯一評価できない部分であるが、バッテリーは全然持たない。もはや遠い記憶で何枚撮影したらバッテリーが無くなるのか、動画では何分でバッテリーが無くなるのかについての確かな記憶はないが、バッテリーが持たないという強い印象だけは残っている。笑
遠出してカメラを持参する際には、予備バッテリーを3個持参していた。ただし、バッテリーを給電しながらの使用も可能なので、問題ないと考える方もいそうではある。
まとめ
今回は個人的に大好きなカメラ SONY RX1-RM2を紹介した。購入を迷っている方の何かの参考になれば幸いである。