YAMAHA SRX400を買いました その他悩んだ候補車などについて

現在納車待ちではありますが、YAMAHA SRX400という古いバイクを買いました。youtubeでモトブログも始めたいので、この記事ではいずれ台本にも使えるようにSRX400について、そして、私のバイク歴についてまとめておきたいと思います。

私のバイク歴

私の個人的なバイク遍歴は下記の通りとなっており、自分でMT車を買うのは初めてです。しかも中型二輪免許を取得してからすでに10数年が経過しております。

1 CB400 教習車

2 郵政カブ払い下げ品 49cc

3 HONDA フォルツァMF08 249cc

4 スーパーカブプロ 110cc (ガチ郵便局の赤いカブ)

カブは自動遠心クラッチのため、ギアはありますが左手の操作はなくノーカウントとすると、MT車は教習所のCB400以来初めてです。地方出身のため、大都会東京の目黒の日の丸自動車学校で山手線と並走し二輪免許を取得したのが、遠い過去のように思われます。

バイクの免許を取ろうと思ったきっかけ

 私は就職するのがたまたま2011年であったこともあり、東日本大震災の後ドタバタと上京して入社式に参加しました。上京しても最初の1ヶ月は親から持たされた現金9万円とスーツ、それから東京での生活用にと送ってくれたデスクトップのパソコンしかありませんでした。Windows7!

 最初の数ヶ月は新生活そして新社会人としての人生が始まる期待と不安でいっぱいでした。

 そんな新生活も慣れてきた頃、通勤路でたまに見かけるバイクがありました。そのバイクは鮮やかな赤いバイクで、いつも猛獣が走るかのようなものすごい音をたて、そして、片目点灯で走り抜けていくのです。私はこれを見て「バイクってめっちゃかっこいい」と思ったのを今でも覚えています。何より風が気持ちよさそうでした。

 そして自宅に帰ると毎日バイクについて調べることが日課になり、休日はずっとバイクの動画をYoutubeで見ていました。その時期はまだ2011年でしたので、まだ元祖顎マウント(下の画像のように顎にGoProをマウントするスタイル)モトブロガーのNonAlcoholRiderさんすらyoutubeにはおらず、企業が作ったPR動画のようなものや外国人の方が投稿しているものを見漁っていました。

顎マウント

そして知りました。あの時に見た赤いバイクはDucati1098だったと。やはり現実で聞くのとyoutube等のパソコンからの音声で聞くのとでは、あの猛獣のようなLツインの音の迫力は全く違います。そして、この頃登場していた1098は乾式クラッチだったため、信号待ちでシャラシャラと意味不明な音を出していました。

Ducati1098

それからは自分もバイクに乗ってみたいと思うようになり、新社会人でもそこそこのお給料がもらえていたため、意を決してまずは中型二輪の免許を取りにいきました。中型二輪の免許は上述の通り、目黒の日の丸自動車学校に通いました。しかし、中型免許無事取得後に大型自動二輪の教習代金を一括で払い込んだ後、突然バイクに飽きて大型教習は3回目でブッチしたことを今でも覚えています。今からでも通ったら代金は戻ってくるのだろうか。時効ですよね流石に。。今では非常に後悔しております。今後大型自動二輪免許も取得予定です。

 ちなみにバイクに飽きたあとはピアノにハマってピアノを習い始めました。バイクはそれ以来ずっとペーパーでした。笑

影響されたモトブロガー

文脈は変わりますが、私がyoutubeを見ていて影響を受けたモトブロガーさんは、

NonAlcoholRiderさん

WheelsRunnerさん

特に、YAMAHA YZF-R1 5PWで日本を旅するWheelsRunnerさんの動画には強く影響を受け、いつかSSで日本中をツーリングしてみたいと思うきっかけになりました。現在は動画が全て非公開になってしまっております。非常に残念です。

これまでとこれからのバイク用途

 これまでのバイク歴で乗った車両は全て「お仕事用バイク」でした。ビッグスクーターのFORZAも緑ナンバーを取得してUberEatsの配達に使用したものです。

 カブにいたっては実際に郵便配達も経験しましたので、正真正銘のお仕事バイクでした。

ほんと地獄でした。笑

 これからのバイクの用途ですが、今回購入したSRX400も緑ナンバーにしてUber等のフードデリバリーをできる状態にしつつ、ツーリングなどにも出かけたいなと思います。そして、お金を稼ぎつつ、大型二輪免許を取得し、大型バイクを購入するのが今の小さな目標です。

 もちろん都内でサラリーマンだけをやっていると電車移動が常識のように錯覚してしまいがちですが、バイクを所有するだけで世界が変わり買い物なども楽になるので、そういった用途でも使用したいです。

バイク選びの経緯と流れ

 この度諸事情によりまた東京に住むことになったため、Uber配達を再開することとしました。

 個人的な偏見も含みますが、フードデリバリーをはじめ業務用に使用するバイク選びの絶対条件として、私はスクーターだけはもう一生乗らないとHONDAのフォルツァ MF08に乗って誓いました。笑

 そして、ツーリングにも出掛けたい、実家に帰省する際も使用したい、高速道路に乗りたい、などの希望もありました。したがって、フードデリバリー配達員に人気のPCXやNmax並びにアドレスやDuo110など、全て候補から外れました。高速道路に乗れるバイクとしてビックスクーターという手段もありますが、もうフォルツァで懲りました。とにかくMF08だけはめちゃくちゃ嫌いなバイクです。

 また、高速道路に乗れないものの配達用バイクとして圧倒的信頼を誇るスーパーカブプロ等も郵便配達で死ぬほど乗りましたので、候補から外しました。

要件定義

 色々なバイクを探す中で下記の要件を定義しました。

 1 マニュアルであること

 2 押しがけが可能なこと

 3 予算35万円以内には収まること

 4 399cc以下であること

 5 気筒数は問わないが坂道を登るのに辛くないこと(東京は坂道の街)

 特にフードデリバリーにバイクを使用する場合、エンジンを点火する方法というのは意外に重要だと思います。と言いますのも、MF08 フォルツァに乗っている際にはセルモーターのブラシが摩耗し、セルが動かなくなったことがあるためです。フードデリバリーでは1日に25件配達するものとすると、ピックアップとドロップで少なくとも50回はセルモーターによりエンジン始動します。したがって、ブラシの消耗が激しいことが予想できます。キャブ車等であれば、押しがけにより最悪の事態は免れますが、スクーターとなると基本的に押しがけはできないものと思います。(キックがあれば別とは思います。)

 この点が個人的には業務用バイクとしては致命的だと思います。郵便配達では基本的にエンジンはかけたまま配達しますが、フードデリバリーはエンジンを切ることが多くピックアップ後にエンジンがかからないということになると非常に痛いです。

 反対に取り回しのしやすさや燃費などはそもそも度外視しておりました。

悩んだ車種

YAMAHA SRX400という魂の格が高い決断に至るまで、色々と悩みました。下記のバイクは全て低価格(およそ30万円以下)で購入でき、かつ、上述の条件を満たすバイクですので、そのようなバイクを探している方にもおすすめの情報となります。

KAWASAKI ZZR400

いわゆるツアラーバイクの代名詞であろう

 まず安い。手を出しやすい。ただ安っぽいというわけではない。現在価格が高騰したままなかなか落ちてこないままの人気の4気筒車のカテゴリーである。このバイクは一番最初に候補にしておりました。ただし、大型車の車格を誇るバイクであることと、車重が重そうなこと、車両価格が低価格でありながらカウルがかっこいい車体がなく、検討中のまま購入には至りませんでした。

HONDA CB400

教習車でお馴染みのバイクだが4気筒で人気

 CB400は価格が高騰しており、70万円ほどする車体ももちろんありますが、探せば30万円程度で購入できる車体もあります。もちろん年式は古くなりますが。ただし、私自身は上述の通り、HONDA FORZA MF08に乗って散々故障に悩まされ苦悩した日々があり、HONDAにいいイメージを持てないまま過ごしていたので、一瞬候補に上がったものの除外してしまいました。

YAMAHA SRV250 ルネッサ

配管の取り回しがすごいバイク

 ついにきましたYAMAHA!私はピアノも弾くのでYAMAHAは元々親近感が強いです。そして、SRV250 ルネッサは所謂不人気車であり、マイナーであり、他人から聞かなければ20代の方は知らないことも多いバイクかと思います。だが、そこがいい!

 現代ではあまり聞く機会の少なくなった感のあるV型の2気筒エンジンであり、めちゃくちゃいい音がしてこれでトコトコ走りながら配達したら最高やな。。と妄想が膨らみました。また、空冷バイクであることから部品点数が少ないという整備上のメリットもあるように感じられました。そして、250ccのため車検も回避できます。最後まで悩んだ候補でした。

YAMAHA YZF-R25及びR3

YZF-R3新型モデル

 都内ではほぼ見かけないことはないバイクです。KAWASAKIのNinjaも人気車種であり、どりらも緑ナンバーにしている方も何人か見たことがあります(ネット上でですが)。

 個人的にはトルクに余裕のありそうなR3の方が欲しかったのですが、予算内に収めようとすると個人売買を利用して費用を抑えるしかなく、整備等になんだかんだお金がかかりそうなことから、候補から外しました。何より、人気すぎて他人と被るのが嫌ならばおすすめはできないバイクです。

YAMAHA FZX250 ジール

普通にかっこいいけど何故か不人気車らしい

 このバイクも年式自体は古く、そして、価格がめちゃくちゃ安いです。不人気車だからです。しかしながら、驚くことなかれ、これはZX25Rや中古でも価格が落ちないホーネット250並びにバリオス、そして変○SUZUKIのバンディット250に並ぶ250ccクラスの4気筒車です。その中で、おそらく最安の価格(20万円台)で売られています。しかも、私が個人的に推察したものですが、当時不人気だった理由は女子が乗るようなバイクであったためであったらしく、所謂ヤンキー仕様に改造されたものが少ない印象を受けます。私も最後までSRX400と迷いました。しかし、私自身は4気筒車に乗る夢は大型バイクに乗るときに果たせればいいことから、今回は見送りました。

 ちなみにZEALの外観はジャンプするイルカを表したデザインらしいです。タンクに小物入れみたいなものがついており、作りもなかなか面白いです。

最終的にYAMAHA SRX400を選びました

後期型でモノサス・セルモーター付きです

 最終的にはYAMAHAのSRX400を購入しました。結局のところ、私が求めていたものは400ccクラスの安心感であったのだろうと思います。それ故にKAWASAKIのZZR400が最初に候補に浮かんだのでしょう。取り回しや燃費など、色々なデメリットを考慮しつつも、都内の道で安全に走るためにはそれなりの馬力が必要で、ストレスなく走行できる安心感こそが、「バイクで出かけよう」「配達に行こう」というモチベーションにつながるものと私個人的には思います。

最終的にSRX400を購入したので、スペックを以下にまとめておきます。

タイプグレード名SRX400
型式3VN
発売1991年
全長2090mm
720mm
車高1045mm
シート高720mm
乾燥重量149kg
タンク容量14L
燃費カタログ値51km ←ぜったい嘘。笑
搭載バッテリー・型式YTX9-BS
エンジン潤滑方式ドライサンプ式
「耳をすませば」で目をこらせばSRX!

納車が待ち遠しいです。